
前回の続きです。
今回は30代から始める起業方法として4つのパターン(①職人系、②フランチャイズ系、③プラットフォーム系、④依存系)の中から、私がおすすめする起業方法の順番についてお伝えします。
第1位:職人系
30代から始める起業方法ということですので、あまり起業資金が準備できなくても起業できる方法として、自分の知識や技術を活かすことで原価ほぼゼロで起業できる職人系を第1位に選出しました。
職人系の起業を成功させるための課題は、集客と販売です。
言い換えれば、マーケティングとセールスのスキルを高めることが収入アップに直結します。
どんなにたくさん勉強して自分の商品力を高めたとしても、残念ながらいい商品かどうかは試してみないと誰にもわかりませんし伝わりません。そもそも価値は相対的なものなので、「高度な知識や技術がある=いい商品」とも限りません。
いかに見込み客にとって良さそうな商品であることが伝わるか
いかに売り込まずに売れる仕組みを構築することができるか
このあたりが重要なポイントになります。
第2位:フランチャイズ系
職人系のビジネスで資金が溜まったらフランチャイズに投資するのがいいでしょう。
職人系の仕事(コーチ、コンサルタント、セラピストなど)はお客さんから感謝されながらお金をいただけるというやりがいのある仕事ですが、労働収入型のビジネスモデルであるため収入の上限がきてしまいます。
自分の労働に頼らないビジネスに投資をする観点を持つことができれば、
ビジネス資産を築いて経済的・時間的・精神的な自由を獲得できるようになります。
私自身も職人系で貯めたお金でフランチャイズに投資して起業したのでよく分かりますが、フランチャイズは楽です。すでに売れる商品・サービスと本部の看板を活かした集客ができますので、あとはセールスとマネジメントをするだけです。
職人系で起業するよりも、起業の成功確率はグッと上がるでしょう。
ただし、どのフランチャイズを選ぶかは重要です。
フランチャイズと言ってもさまざまです。自分が朝から晩まで休みなく奴隷のように現場に立たなくてはいけないようなコン○○系は止めておきましょう。自分が現場に入らなくても、人を雇って回すことができるビジネスモデルを選ぶことが重要です。
ここで、不動産に投資する、という考え方もありますが、ビジネスと不動産の投資利益率は圧倒的にビジネスの方が高いですので、ビジネスへの投資で儲かってから、資産を守るために不動産に投資するのがおすすめです。
第3位:プラットフォーム系
独自メディアの構築に自信がある人はいいでしょう。独自に集客することができれば最強です。その後にいくらでもマネタイズすることは可能です。
世の中いい商品を持っている人はたくさんいます。
商品・サービスをたくさんの人に向けて広告したいと考えている人もたくさんいます。
ただし、コツコツとした継続した努力とマーケティングスキル、それに商売人としても才能も必要になりますので、職人系やフランチャイズ系でビジネス全体を回す経験を積んだ後に、そこでの経験を活かして参入するのがおすすめです。
第4位:依存系
ビジネススクールに通って机上の空論と人脈を手に入れただけとか、
人脈を頼りにネットワークビジネスに取り組むパターンです。
もちろん、それで成功している人はいますが、ごくごく一部であることは認識しておきましょう。
他力に依存するのではなく、自力でビジネスを起こすスキルを身につけることを目指して努力することをおすすめします。